【黒柿】壱乃匙 拭き漆仕上げ

壱の匙は、柄の断面を三角形にし、滑りにくく持ちやすい形状です。

稜線が美しく、艶やかな漆仕上げ。

黒柿工芸の歴史はは奈良、正倉院の時代にさかのぼります。

正倉院の御物には、黒柿両面厨子、黒柿把鞘金銀荘刀子、黒柿蘇芳染金絵長花形几、馬具などが現存しています。

島根県においては、松平不昧公の茶道具にも黒柿工芸品があります。

現代に黒柿工芸が愛され、手仕事として生き残るにはどのようにすればいいのかと考え、スプーンが生まれました。

当初、木目が一つ一つ違っていることは短所だと思っていましたが、お客様の反応は想像と違い、柄が違うからおもしろいと言っていただきました。

黒柿壱乃匙は、口当たりが滑らかで、とても使い心地の良いスプーンです。

初めての黒柿にスプーンを選んでいただく方が多いように感じます。

黒柿について

柿の木全体で見ると数万本に1本の割合でしか発見されないと言われている黒柿の製品は、非常に希少価値の高いものです。当店では、この黒柿丸太を、製材～自然乾燥～製品加工を一貫して行っております。

ご使用後はやわらかいスポンジか布を使って、やさしく洗ってください。中性洗剤も使えます。

木製品は高温に弱いので、食洗器は避けてください。

当工房で作ったスプーンについて、漆の塗り直しができます。ご希望の方はお気軽にお問合せください。

壱乃匙の漆の塗り直し代金は1320円税込（ご購入金額の20%）、送料別です。

漆の塗り直しをすると、新品の状態に戻ります。

手入れをしながら長く使える一生もののスプーンです。